葛の根

  • 2009/03/27(金) 08:17:59

3月26日(晴れ)
朝の気温はマイナス5度。
何もかもカチカチに凍っていました。

「開墾してるんなら、葛粉とってみんけん・・・」
畑の先輩、管理人・・・話を聞いてはいたなあ・・・。

開墾している畑予定地からは、直径5センチくらいの、木の根っこみたいな葛の根が
ごろごろ出てきます。
生でかじってみたら、ちょっと苦くてほろ甘い。 コレがでんぷんだ!?

そこへ、ちょうど「葛」に関する冊子をいただきました。
そこには「葛粉の取り方」という項目も!!

今まで、葛の繊維をとって糸にはしていましたが、
葛根湯の原料と知っていても自分でとるなんて考えていませんでした。

共時性とか偶然に見えるタイミングは大事にしなくっちゃ!


そんなわけで、早速やりました。
春休みの子供たち総動員です。
葛の根を硬い石の上で叩いてつぶしているところ。
飛び散る汁で、顔も服もしみになります。

凍るような冷たい山水もなんのその。
たっぷりの水につけて、繊維をもむようにしっかりこすり、洗います。

「僕は冷たいけん・・・渡す役するねえ」
鼻水をぬぐいながら、作業に参加する次男。

この後、布袋に入れてしっかり絞ると、
その液を一昼夜置いて上水を捨て、取り替えて・・・を繰り返して、
底に溜まった葛粉をさらします。
水にさらす回数を重ねるごとに白くなるとか。

マメ科蔓性多年草。
世界でも質の高い料理用でんぷんにして漢方薬の主原料。
大昔から御所にも献上されていた葛のお菓子。
そして光沢のある葛の糸から織られる布。
 
葛は一名、「白い金」とも呼ばれるそうです。

由良野の活動が愛媛新聞で紹介されました

  • 2009/03/24(火) 21:52:57

3月24日 晴れ

彼岸も終わり、すっかり春色の森です。
卒園式に続き、今日は小学校の卒業式。
ふもとの里では、そろそろ桜の花も咲き始めました。

本日付の愛媛新聞に『由良野の森』の本と「ゆらの」の活動が
紹介されました。




愛媛新聞の動画はこちらをクリックで見れます。

由良野は5年前植えた 梅 が満開です。
ちょうど、地元、二名小学校が父二峰小学校に統合された年に
旧二名小学校の皆さんにも、植樹に参加していただいた時の梅です。

森中に春の香りがします。

田舎で働き隊と旧石器発見!?

  • 2009/03/22(日) 14:45:31

3月21日(土)晴れ

お彼岸の晴れ間。
暖かい一日でした。

今日は、久万高原町役場から研修生受け入れの依頼があった、
農林水産省平成20年度農村活性化人材育成派遣支援モデル事業「田舎で働き隊!」
の実践研修生が由良野の森にやってきました。
大学生や社会経験豊富な方まで、主に東京からの皆さん。

午前中は、先日開墾を始めた畑の、石や草の根取りを手伝っていただきました。


由良野の子供たちに連れられて、春の小川探検も・・・。
このときの大発見に一同 「わオー!!」 だったのですが、それは後ほど。

午後は共生林に登り、沢沿いに移植した栃の木や鬼グルミの苗周辺整備を、
山本栄治さんと共に、鋸を使って手伝って頂きました。



さて。
開墾地での大発見とは・・??


ね・・・。 これ、素人目にもなんだかすごいでしょ?
開墾した土地の石を取り除く手作業をしていて、発見しました。
実際に手にとって見ると、きれいに薄く削ってあるのが分かります。
大きさも5センチくらい。
普通のヤジリとは違う感じです。

それからこれ。 
「うわ!土器や!」と子供の声。
近くを流れる小川で洗ってみると、刷毛あともある土器のかけらです。

早速、地元久万在住のアマチュア考古学博士に連絡して、見ていただきました。
久保国和さん(通称山野ビッキさん)は、30年以上久万高原で弥生・縄文土器を採集し、
久万のやまなみを踏破しています。
つい最近、その遺跡遺物発見の成果が 愛媛考古学研究所から
本になって出版されたばかり。

大き目のやじりは、大型の動物がいた、旧石器時代(1万5千年から1万6千年前)
に使われていたとされる、『有舌尖頭器』(ゆうぜつせんとうき)
= 槍の先につけるもの
土器のかけらは、弥生時代初期か、縄文末期のものだろうとのこと。

貴重な発見なので、早速研究所の先生に鑑定をお願いすることになりました。

実は、久万高原町教育委員会発行の文化財・遺跡地図にも
由良野第1・第2遺跡が記載されています。

『由良野の森』、序文を書いてくださった 玉木先生の文章を思います。

ゆらぎはすべての始まりです・・・人々が谷をのぼり、
この地に住みついたのはいつごろでしょうか。


追記

午後9時。 愛媛考古学研究所の長井さん(日本考古学会会員)による
鑑定が届きました。
有舌尖頭器は草創期縄文時代のもの(1万2000年から1万年前)
石質は流紋岩であることが分かりました。
矢じりではなく、非常に珍しいものだそうです。

また、土器のかけらは、古墳時代の土師器だそうです。

野菜

  • 2009/03/16(月) 18:58:21

冬越しした畑に残っている チンゲン菜。
菜の花が咲くのを待って、甘い菜っ葉のおひたしにしました。
摘んでも又わき菜が出てきたりして、菜の花もおいしい。
春のご馳走。

冬を越した野菜ってどうしてこんなに甘いんだろう・・・。
北海道の人から聞いたことがあります。
寒いと甘いものがほしくなる・・・って。
自分の体の中で甘さを作り出すのかな? 寒いと・・・。

おなじく最後の ほうれん草。

今年の春は雨が多くて小川の流れも例年より増えています。
畑の泥も野菜を洗うのも、小川で。

この調子で今年の夏もいけたらいいなあ・・・。

森では今、畑の準備が続いています。

yagi

  • 2009/03/16(月) 18:55:35

笑ってる? 由良野の森にとうとうヤギが・・・?

ではありません。
優しいお顔のヤギのお母さんに会ってきました。 
もうすぐ出産の予定です。 生まれた子ヤギは、約1ヶ月間お乳を飲んだ後
由良野の森にやってくることになっています。

・・・ということは、5月。


ただいまのヤギ小屋の進展状況です。

基礎はばっちり。
忙しすぎる春がやってきてしまいました。
奥は、今年新たに開墾をしている畑。
染料になる藍や紫などを植える畑になります。

春を真っ先に感じ取ったのは、ニワトリのお母さんスイッチ。
卵をあたため始めためんどりが、今2羽います。

生まれてくるのはほぼ3週間後。
・・・ということは4月半ば。

最後になった干し柿に上手にとまっているのは、 ひよどり。
まだまだ、森には食べ物の無い季節が続いています。

命が生まれようとするのが、こんな時期なのが不思議です。

朝夕、氷がはるほど寒いのに。
まだ緑も少なくて、乏しいのに。
森は、じっと待つ いのち の気配に満ち溢れています。