こまどりさんが森にやってきた!

  • 2008/06/28(土) 23:58:37

6月26日 海辺の町,瓦で有名な菊間町(愛媛県東予)から
こまどり作業所の皆さんがはるばる森に来てくださいました。

こまどりさんたちとの出会いはつい3ヶ月ほど前にさかのぼります。
実はこの作業所では,さをり織り という機織を作業の中心にされているのです。
由良野の染織工房でも,染織にかかわる様々を試行錯誤しているところ。 
地元久万高原の作業所に出張ワークショップに出かける機会もあるので
色々勉強したくて訪問させていただいたのが始まりでした。

全国各地の作業所ではどこも様々な工夫や努力がされていて,
それぞれに特色ある活動をされています。

法律の改正(?)に伴ってどこも大変なご苦労のある最近の状況のなか、
こまどりさんでは機織に関わる糸を作ることから,
染め,織り,製品作り。 果ては織り機も木工部門で作ってしまうという徹底ぶり。 

しかもキーワードは『たのしい』なのです。

皆さんとにかく明るい。 あたたかい体温のあるその雰囲気は始めて訪ねたとき
一番印象に残った事でした。

早速縁が深まって,「由良野の森で今年の夏の合宿を・・・」と来ていただいたこの2日間。
千と千尋の神隠しの 湯屋 に神様がたくさんやってきた!という表現が
一番近いかもしれません。

夕方にはものすごく上手いピアノが聞こえます。
夢みたいな夕暮れ。

「お兄ちゃんたちを花火に誘おう!」という子供の提案でみんなで花火をしていると,
誘われるように蛍が舞い始めました。

今まで由良野の森には蛍はあまりいなかったのに・・・。

かつては山の奥までいたというヒメ蛍のようです。 戻ってきた?!
なんて大騒ぎでしばし蛍と戯れました。
その夜は自宅の窓にヒラタクワガタのオスがやってきたり,
ボイラーにミヤマクワガタのメスが居たりで
いのち集う楽しい夜でした。 

きっと自然界のいのちには目に見えないものを感じる力があるのでしょう。


2日目の朝,早くから森を散歩していた皆さんを藍染にお誘いしました。
あー! なんて素敵な時間だった事でしょう。
木工部門では風見鶏を製作していると聞いて早速 ヤマドリとかわせみを注文しました。
改装中の工房の屋根に泊まって,風を読んでもらいます。 

又近いうちに皆さんにお会いできそうです。 すっかり初夏の緑濃い由良野で。 
出会いに感謝。



自然の特効薬

  • 2008/06/28(土) 22:43:34

ブトにさされたら・・・。

今年は気のせいか,いつもより ブト(関東地方では蚋=ブユともいうらしい)
が多いと思っていました。

渓流など,水のきれいなところに生息するハエに似た小さな虫です。 
蚊と違ってさすのではなく,皮膚を噛み切るという厄介もの。

「やっぱり,山の中だからかなあ・・・」。とあきらめるには余りに痛くて痒い。 
畑仕事もちっともはかどらない位、今年は特に多い気がしていました。 
近所の人に聞いてもやはり同感。
虫除けの網がついた帽子をかぶっていてもどこからか入ってさされ,
下手をすると何箇所も刺されて(かまれて?)その痒いこと。

ブトは、やぶ蚊に比べると小さいのですが,刺されたあとの痒さや,
腫れ方はその比ではありません。
下手をすると顔のかたちが変形してしまうほど腫れます。

今年で5年目の夏。 免疫が出来たのか,無茶苦茶に腫れることはなくなりましたが,
今日,特効薬を教えてもらいました。
かゆみ,腫れに即効で効いたのでご紹介します。

ブトに刺されたときの特効薬。

トクダミの花(十文字の白い花)の部分だけをアルコールにつける。

作っておくと便利ですね。 でも無いときはドクダミの花を揉んでかまれたところに塗り込む。

ほんとに即効で効きました。 きれいな水のそばで暮らしている皆さん。
ステロイド,虫除けスプレー,殺虫剤の害なくブト対策できます。 お試しあれ。

実りの頃を迎えました。

  • 2008/06/16(月) 23:38:08

6月16日(月曜日) はれ

梅雨の晴れ間は貴重です。 春一番に咲いた 梅の実がなり始めているからです。

山の暮らしは楽しくも忙しい。 農家にはなれないけれど、目指しているのは お百姓です。
自給自足なんて到底無理・・・。 でも自分達の食べるものの半分はせめてまかないたい。
それから、蚕を飼い、布を織ったり、自分の服を作ることを楽しむ。
季節のものを食べて保存食をつくる。 
後回しできない自然の恵みに追われている状態なのですが、
ちょっと忙しいのも嬉しかったりします。 ほとんど自己満足の世界です。

畑の草取り、草刈。 野稲の草取りも今年からの新しい仕事です。

今日は収穫の日。 
春に植えたジャガイモや玉ねぎも「これ? わざとなの?」って言うぐらい
小さいのだけれど何とかコンテナ一杯収穫がありました。
梅の収穫。 なんだか心躍る一日の始まり!

そしてこの時期の大事な収穫 梅 です。
由良野にはたくさんの梅がありますが、どれも小粒です。
梅干、梅酒に梅ジュース。 そして我家の大事な常備薬 梅肉エキスを作ります。

風邪の初期や、消化不良、下痢なんかにはてきめん、効果ありの優れもの。
先日も学校から帰った長男が開口一番
「お母さん! 梅肉エキス! 学校で嘔吐下痢症はやっとるんよ。」
今のところ、家中みんなこれ一つでずっと嘔吐下痢症フリーな暮らしです。

作り方は簡単。(けど時間がかかります・・・)
 青い梅を生のまますりおろす。 それをガーゼか何かで絞り、
 汁だけをゆっくり弱火で煮詰める。
 黒くドロっとしてきたらビンに入れて保存する。
 室温で保存でき、一回に小さじ半分くらい
 なめれば効果あり。 ぜひお試しを・・・。
夏グミ。 池のそばの秋グミに比べると倍近い

ぐみ、ユスラ梅、ハランキョ、桃、野いちご、木苺・・・。それから桑の実。
口の周りも手も服も真っ黒にそめて、大人も子供にかえります。
もちろん中には「限りなく子供に近い」素敵な大人もいて嬉しいです。
子どもはもちろん100%夕暮れまで楽しい梅雨の晴れ間。
今日は小学校のプール開きもありました。 
山の水はまだまだ冷たいけれど、高原の子ども達にも短い夏がやってきます。
ふじみね元気村の村民 上本恵里ちゃんと由良野の次男 みずき。

畜生ってなんだろう? 人間ってなんだろう?

  • 2008/06/13(金) 23:58:56

6月13日(金曜日) 晴れ

梅雨の晴れ間。 森は水音も高く響き最高の緑に包まれていました。

昨日の夕方,畑仕事の帰りに鶏小屋のそばを通ると,何か黒い塊が見えました。
座り込んだままの雄鶏。 りょう丸です。
群れのリーダーだった彼は最近何者か(たぶん蛇か何か))と戦った際、
足をいためて、びっこをひいていたのですが,倒れて座り込んでるなんて・・・!

「もう死んでるんだろうか・・・?」
そう思わせるほど,彼はじっと動きません。
とさかや,頭は血だらけです。 目も随分痛めつけられたのでしょう・・・閉じたままです。
「リョウチャン」と声をかけると 「クックククク・・・」。 よろよろ立ち上がりました。
生きてる!

急いで家族を呼びました。
「どうしたん!」 と子供たち。
「やられたか・・・」 といったのはお父さん。 
負傷したあと,いつかリーダーの座を巡ってやられるんじゃないかと思っていたそうです。
いつから此処にいたのか,いつ戦いがあったのか。 
目はすでに乾いた血で硬く閉じたまま開けられない様子。 
とさかの傷にはハエが卵を産み付けていました。

急いで連れて帰り,みんなで傷口を洗ったり,羽を拭いたり,ハエの卵も取り除きました。
このままだと蛆が湧くのは時間の問題だからです。

群れを守るために戦って負傷したリーダー。
人間の世界なら,きっと英雄です。 いたわり,尊敬されたでしょう。
けれど動物の世界では,負傷して戦えず,弱いものはもうリーダーとしては失格。
群れを守る強いオスが必要です。

そしてこの日,ニワトリの社会でよくある政権交代のための争いがあった。

由良野の森のニワトリは,もう3世代にわたって放し飼いです。
殆ど野生の群れの状態で暮らしています。
彼らの行動をずっと見ていると,そこに「野生のおきて」というものをみます。
それは,時にとても理不尽です。
今回のように・・・。 
それを見て人間界に暮らすわれわれは心のどこかで憤りを感じるのだけれど、
それがニワトリの世界のルールです。 

今は、一通りの手当てを終えて,りょう丸を安全なところに隔離して様子を見ています。
足が悪くて殆ど抵抗も出来なかったと見え,かなりひどくやられているからです。
野生なら,とっくにもう死んでいたでしょう。 夜,動けず座り込んでいるだけで致命的です。

さて。 
人間との違いってなんだろう。
畜生って呼ばれるものってなんだろう。

「おまえはやさしくて強いニワトリや。 死ぬなよ。」
子供はそういって懸命に羽についた血を拭いてあげていました。
「誰がやったか」ということも,「やったやつを憎む」ということもない。

こんな事からも,人は様々「生き方」を学んでいくのだろうと思います。

『いじめ』はいけないことだという基本。
『守るということ』『いたわる事』『リーダーシップ』そして『倫理』というものも。

それにしても・・・。
激しいなあ,ニワトリって。 元気になってね,リョウチャン。

誰がリーダーになったかって・・・? 
目で見てお確かめください。 由良野の森で待ってます。

キャパシタ

  • 2008/06/08(日) 23:58:53

先日6月1日。ゆらの総会の日に、電動スクーターがやって来ました。
とても静かで、いい感じです。
現在フル充電で30キロメートル走るそうです。




以前電動ミニカー「アース」君もやって来ました。
これら電動の車は、蓄電システムや発電元が課題ですが、これもキャパシタで解決しそうです。

これによって、走行距離やパワーも飛躍的に向上しそうです。

ひょっとしたら、太陽光発電だけであらゆる電気がまかなえるようになるかも知れませんね。
5分間の充電で約800キロメートル
走る車もあるようです。